フランシスコ14世教皇は、聖週間の始まりを告げる枝の主日のミサで、バチカンのサン・ピエトロ広場に集まった数万人の信徒に向けて、戦争を宗教的に正当化する主張を厳しく非難した。アメリカ生まれ初の教皇は、神が軍事行動を支持するとする主張を否定し、暴力を正当化するために神の権威を利用することはできないと強調した。
サン・ピエトロ大聖堂の階段から演説した教皇は、イエス・キリストの平和の王としての教えと現代の紛争とを重ね合わせた。キリストの平和のメッセージと、特に中東地域を中心に世界各地で激化する暴力との対比を強調した。
兄弟姉妹の皆さん、これが私たちの神です。平和の王であるイエス。戦争を拒絶する神、誰も戦争を正当化するために神を利用できない神、戦争をする者たちの祈りを聞かず、拒絶する神です。こう言われます。「どんなに祈りを捧げても、私は聞かない。あなたの手は血にまみれているからだ」
フランシスコ14世教皇 — Euronews
教皇のメッセージは、中東地域でイランが関与する紛争が2カ月にわたり激化する中で発せられた。教皇はこれまで繰り返し停戦を呼びかけ、軍事攻撃を無差別攻撃と表現し、国際法で禁止されるべき行為だと非難してきた。
演説の中でフランシスコ14世は、暴力により聖週間の伝統的な行事を十分に行えない中東のキリスト教徒に特に言及した。教皇はこの地域で「凄惨な紛争」が続いており、宗教行事が中断されていることに深い懸念を示した。
枝の主日の教皇メッセージを包括的に報じ、多数の直接引用を交えながら、聖週間の祝いの最中における宗教指導者の平和への呼びかけとして伝える。
教皇が戦争を神の名で正当化する行為を批判し、米国高官による宗教的レトリックに言及する。イラン紛争と米国の軍事正当化の文脈で報じる。
教皇による戦争正当化の宗教的主張拒絶を簡潔に事実報道。枝の主日のミサの場と中東のキリスト教徒のための祈りに焦点を当てる。
平和の王であるキリストは今も十字架から叫ばれます。「神は愛です!憐れみを!武器を捨てなさい!あなたたちは兄弟なのです!」
フランシスコ14世教皇 — Euronews
教皇の発言は、軍事行動を正当化するために宗教的レトリックを用いる政治・軍事指導者の最近の発言に対する応答とみられる。特に注目されるのは、米国防長官ピート・ヘグセスがペンタゴンの宗教行事で「憐れみを受けるに値しない者たちに対する圧倒的な暴力」を祈願した発言で、宗教的メッセージと軍事政策の矛盾が浮き彫りになった。
ミサの後、フランシスコ14世教皇は信徒の中を巡り、祝福を与え、子どもたちと挨拶を交わした。スペインからの巡礼者たちは6月のスペイン訪問について尋ね、教皇は笑顔と手振りで応えた。教皇はその日、伝統的な「天使祈り」で一日を締めくくり、紛争により聖週間を十分に祝えない人々のために平和を祈った。
この枝の主日のメッセージは、2025年5月の選出以来、教皇として初めて迎える聖週間の最初のメッセージとなった。教皇は戦争を正当化する宗教的主張に対する強硬な姿勢を示し続け、国際的な緊張が高まる中でバチカンを平和の声を上げる存在として位置づけている。